サイトを始めたきっかけ

はじめまして。当サイトの管理人のMAKと申します。
僕は製薬会社に勤める普通のサラリーマンです。僕は最近悩んでいることがあります。それは、このまま一生サラリーマンを続けていくべきなのか。それとも自分にとってワクワクできる好きなことをして過ごすべきなのかと。。

僕がこのように悩み始めたきっかけは、ぼくの父が数年前に病気で亡くなったことです。父は会社勤めを辞めて事業を興し、苦労しながらも順調に進んでいました。そして、まさにこれから軌道に乗ろうというときに、病魔が父を襲いました。まだ50歳でした。病気の話しを聞いたとき、僕はとてもショックをうけました。まるで自分が死の宣告を受けたような気持ちになりました。

病院からの帰り道、いつも見慣れた風景が、とてもゆっくりと流れゆき、通り過ぎていく人の流れや道路沿いの花がとてもいとおしく感じられたことを今でも鮮明に覚えています。

生きていることってすばらしいことなんだ。

とても強く感じました。

人に死期がせまっているとき、人は何を考え、どんな行動をするのだろう?それからしばらくの間は、死や人生についての本を読みあさりました。きっと会社勤めを辞めて、好き勝手やるのであろう、と安易に思っていました。

しかし、死を宣告された人が起こす行動は、宣告を受ける以前と変わらない生活や行動でした。ただし、残された時間を目一杯有効に活用していました。

幸福な人生とは毎日充実していることだということがわかりました。

そして僕の頭に浮かんだのは、もし僕に死期が告げられたとしたら、納得した人生だったと満足して死ぬことができるか?という疑問でした。

答えはNOでした。

もっと自分らしく、充実して満足できる人生を歩まないといけない。

強烈に感じました。

僕は父の病気をきっかけに、人生や仕事に対して以前より、よく考えるようになりました。そして、人はいつかは必ず死を迎え、それは今日明日とも限らず、いつでも自分に起こりうるということを他人事として捉えていたことに気がつきました。そして、僕は偏差値の高い大学を出て大手の会社に務めることが良い人生だというそれまでの自分の中の常識に対して疑問を感じ始めていました。そして、僕はそれまで見栄をはって生きてきたことに気がつきました。

その後、しばらくの間、自分が本当に満足し、没頭できる仕事について考えていました。そして、当時勤めていた会社に見切りをつけ、自分により適した職種を求めて転職しました。

それから3年が経ちました。

仕事にも慣れ、自分の身の周りがよく見えるようになってきました。しかし、満足感は以前と多少性質は異なるものの、あまり大きな違いはありませんでした。

僕は一体、何がしたいのだろう。。

そして、たどり着いた答えは、人に指示される仕事ではなく、自分で何かを生み出すことだと感じ始めてきました。これがこのホームページを立ち上げたきっかけであり、僕の新しい人生に向けての序曲と考えています。

2004/11/20

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